部門紹介 放射線部
放射線部は、診療放射線技師5名と受付1名で構成され、一般撮影、X線透視検査、CT検査、MRI検査、RI検査、骨密度測定といった画像診断検査業務を行なっています。
医療連携室を通じて院外の医療機関からの依頼検査も実施しています。
一般撮影
X線写真とは
レントゲン博士が発見したX線を使った一番なじみのある検査です。
最低限のX線を人体に当て、透過した部分を影絵として写真にします。
透過しずらい部分(骨など)が白く写ります。
検査の内容
胸部X線
肺がん、肺炎、結核、胸水、気胸、心肥大など多くの胸部病変の診断に利用されます。
腹部X線
腸閉塞や腹水、Free airなど腹腔内の石灰化やガスを観察できます。
骨折、骨病変の診断
検査時に診断の妨げとなる、ボタン・金属類ははずしていただく場合があります。
また、いろいろな体位による撮影が必要な場合、つらい姿勢をお願いすることがあります。
X線透視検査
X線透視検査とは
X線を連続的に照射し、動画像をモニタ観察しながら撮影をしていきます。
胃や腸の消化管透視(バリウム検査)や、膵管、胆管の検査・治療ができます。
検査の内容
胃バリウム検査
発泡剤という胃を膨らませる薬とバリウムを飲んでいただき、体の向きを変えながら胃の内側の壁にバリウムをつけて検査を行ないます。
注腸バリウム検査
肛門にチューブを通し、そこから空気とバリウムを入れ、胃の検査と同様に体を動かしながら検査を行ないます。
CT検査
CT検査とは
CT検査は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。
360度方向からX線を当て、透過したX線を検出し、コンピュータを使って画像を作ります。
3Dの画像も簡単に作ることができ、身体の内部の構造を詳しく調べることができます。
検査の内容
ベッドにあおむけの状態で寝ていただき、ベッドが装置の中を通る間に撮影をします。
10~20秒程度の息止めをしていただく場合があります。
また、造影剤を使って検査をする場合もあります。
検査は5~15分程で終わります。
腹部単純・造影
肝臓や胆嚢、膵臓など内視鏡で観察できない腹部臓器の病変を診断する際に有効です。
検査方法には、造影剤を使わない単純CT撮影と造影剤を使う造影CT撮影があります。
造影剤を使うことで血管が非常に良く識別され、大動脈瘤などを簡単に診断することができます。


冠動脈CT
狭心症や心筋梗塞などの心血管病変を調べることができます。

腹部大動脈
血管を鮮明に見ることができます。
MRI検査
MRI検査とは
強い磁石と電波を使い、体内の状態を断面像として描写する検査です。
全身の臓器をいろいろな方向の断面で観察することが可能です。
体内の様々な病巣を発見することができますが、脳、婦人科領域、脊椎、神経、血管、靱帯などの描出に特に優れています。
またCTとは違い、X線を使わないので被ばくの心配がありません。
検査の内容
ベッドにあおむけの状態で、装置(磁石の埋め込まれた大きなトンネル)にはいっていただきます。
検査中大きな音が鳴りますが、当院では耳栓やヘッドフォンを使用して音をやわらげています。
CT検査などに比べると、撮影時間は少し長くなります。(15~30分程です。)
装置には強力な磁石を使用していますので、金属類や磁気製品(キャッシュカード、アクセサリー、コルセットなど)を室内に持ち込むことはできません。
頭部MRA
造影剤を使用しないで脳血管を画像化する検査です。
脳血管の状態(不整、狭窄、閉塞)や、動脈瘤、奇形などの発見に役立ちます。
腰椎
椎間板ヘルニア、腰椎すべり症など腰痛の原因となるいろいろな病気がわかります。
MRIではレントゲンでは写らない、脊髄や軟骨の病変を調べることができます。
MRCP
胆のう、胆管、膵管を内視鏡を使わずに、非侵襲的に描出することができます。
RI検査
RI検査とは
RI(ラジオアイソトープ)とは放射線を出す物質のことをいいます。
RIは体内で目的の臓器に集まります。
体内から放出された放射線を専用の装置で測定して、臓器や病巣の働きを観察します。
検査の内容
RIを静脈注射または内服投与し、時間をおいてからシンチカメラで撮影します。
投与してから撮影までの時間は、検査内容によって異なります。(数十分~数日)
撮影は、30分程あおむけに寝ていただくだけで終わります。
脳血流
脳血流の異常を検査します。
脳血管障害、痴呆、てんかんなどの病気を調べることができます。
心筋
心臓の筋肉の虚血状態を調べる検査です。
狭心症、心筋梗塞などの病気を調べることができます。
骨
がんの骨への転移の有無、骨の炎症やレントゲンではわかりずらい疲労骨折や骨粗しょう症にともなう骨折などの診断ができます。
骨密度検査
骨密度検査とは
骨密度を測ることにより、骨密度の減少を早期に発見し、骨粗しょう症の予防や適切な治療を行うことを目的としています。
※ 骨粗しょう症とは??
加齢などにともない、骨がスカスカになってしまい骨折しやすくなる病気です。
女性は、ホルモンバランスが大きく変化する閉経後、骨の量が急激に減るため骨粗しょう症になる割合が高くなります。
骨粗しょう症は自覚症状が現れにくい病気です。
わが国の患者さんは、男女合わせて1000万人と推定されています。
検査の内容
当院では、腰椎正面と大腿骨頚部を測定しています。
(骨粗しょう症による骨折が生じやすい部位を直接検査しています。)
検査は、10分程あおむけで寝ていだたくだけで終わります。
X線の被ばく線量は、胸部レントゲンの10分の1と非常に少なくなっています。